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「みんな一緒」とかいう、誰のためにもなってない日本の公教育【田舎の教育あるある第3回】

 今日は日本の公教育(小、中、高)について考えてみたいと思います。

 

普通の家庭であれば、小〜中学校は公立学校に子供を通わせることが多いと思います。

僕も愛媛の片田舎に育ち、山の麓にある小中学校に通いました。その時はガキンチョですから、家の近くの学校に通って、一つの教室に40人がみんな一緒に座って、みんな一緒に朝から昼過ぎまで勉強して、放課後は習い事や塾に行くという、普通に普通の生活を送りました。なんの疑問も持たずね。

 

そして、中学を卒業した後は、それぞれ別の高校に通います。僕の中学から地元の進学校へ進学したのは、せいぜい10〜20%だったと思います。僕の高校から地元国立大学以上、偏差値でいうと50以上の大学に進学できるのは、5割程度です。どんぶり勘定すると、僕の小中学校から全国の高校生が習得するべきレベルに到達できるのは5〜10%ということですね(それ以外の高校は、お世辞にも受験で国立大学以上に進学は不可能なレベル)。この数字はあまりにも低いと思います。僕の地域がバカの集まりだったのか、そんな訳はありません。明らかに教育システムの歪みです。と言うことで、理由を探ってみましょう。

 

 

1、田舎なので、高校の選択肢が少ない

まず、これは大きな要因だと考えられます。僕の地元の高校は、高専を除いて普通科が2校、工業高校1校、商業高校1校、総合学科1校、服飾科1校でした。高校の偏差値は、それぞれ普通科が61と48、工業高校40、商業高校39、総合学科40、服飾科(今はないので数値不明、レベルは商業高校以下)。はい、偏差値50〜60代の高校は1校もありません。しかも、僕の地元の公立高校の受験は1度しかありません。定員があって上から切られるので、トップの高校にギリギリ合格できるかのレベルの学生と親は、進路を悩みます。滑ると私立となると、家計の問題もあるでしょう。僕の友達は、それで48の普通科高校に進学しました(彼はレベルを落とすことを決めてから、一切勉強をやめて遊んでました)。中学の先生はギリギリのラインだと、下のレベルを進めるように思います(担任によるかも)。公立中学の先生は、親と子供に下のレベルを受けるように説得するプロなんじゃないでしょうか。高校の先生ですらヘーキで偏差値40以下の大学をオススメしてきますからね。教師はその後のビジョンなどミジンコほども考えてないでしょう(ミジンコちゃんごめんね)。

 

とにかく、偏差値40代の高校は、そもそも学校の空気が勉強で国立大学進学を考えていないと思われます。教える側の立場が、国立大学狙うぞってスタンスでなければ、学生が狙う訳はないのです。狙わなければ、そのレベルはもちろん到達出来ないことを意味します。それよりも、教師は服装や頭髪の風紀指導は本気を出しています。以前の記事で偏差値61の高校すら、残念な教育だったことを紹介しているので、よければそちらも読んで下さい。もう本当に信じられないね、田舎の高校は。

 

ということで、僕の地元ではトップの高校に進学できない=大学受験の偏差値50に到達できないというカラクリがあるので、田舎では中学の時の成績の微妙な差が、高校進学によりさらに強調されることがわかります。熊本大学にいた時の学生の高校の偏差値は50〜70以上までと、かなりバラついていたことからも、偏差値50〜60の間の高校が1校もないことが、日本の受験システムに不利に働いているということが明らかです。

 

しかし、一つ重要なことを加えておきます。偏差値61の高校に行ったから幸せとか、行けなかったから不幸ということは全くないのです。ただ事実として、中学の時にちょっと勉強を理解していなかっただけ、なのです。勉強不足は、足りないと思うなら補えば良いだけのことです。人間が人間である以上、勉強をやっても出来ないということはそうそうありません。ゲームだって難易度がイージー、ノーマル、ハード、マニアックとあるでしょう。いきなりマニアックで出来る人は天才です。経験豊富なゲーマーならハードから始めてもなんとかなるかもしれません。でも、大抵の人はノーマルを一周して、コツを掴んだらハードはクリア出来ます。やらない人、やっているつもりの人、それから、やろうとする空気を与えない環境、そういうものが日本の公教育には非常に多く蔓延している様に感じます。

 

 

2、通っていた塾が良い?んなこたない。

1の理由から、進学する高校が大きく受験という教育システムに関係していることが理解出来ました。それは、いわば要因を大きくするエンハンサーの役割です。中3までに中学の内容を8割ほど理解していれば、地元の進学校に行けるわけです。実際に、中3の時の模試の総得点率80%以上というのが、先生がトップの進学校を受験させるかどうかの目安でした。僕は中3最初の模試は総合得点率80%弱で、最後の模試が90%強だったので、担任からゴーサインが出ました。すなわち学力に差がつく根本、イニシエーターは中学までの勉強な訳です。

 

そんなに成績が良かったのは、どうせ通っていた塾が良かったのでしょ?

 

日本の義務教育と学習塾はもはやコンビとして、日本の文化に定着しておりますね。僕は、寺子屋グループという四国に根ざした学習塾に通っていました。記憶が正しければ、その塾は普通コース、選抜コース(地元進学校向け)、特進コース(難関私立向け)に別れてまして、僕は普通コースでした。普通コースから地元進学校に進学できたのは、僕だけだったと思います(他にいたらごめんなさい)。詳しくは忘れましたが、普通コースからは、ほとんど進学校には行ってないはず。なぜなら、塾内で選抜試験があり、成績が良ければ選抜コース、特進コースに行くよう塾講師から勧められるからです。僕も中1の時は選抜コースでした。が、塾の宿題が出来ていないということで、普通コースに落とされました。そして中2からは、普通コースで勉強して、普通に進学校に合格しました。しかし、他の普通コースの生徒が進学校に行っていないという事実を考えれば、必ずしも塾が良いから成績が良い、ということではないことを意味します。ちなみに中1の時の選抜コースの同期は、みんな僕と同じ高校に入学しました。(選抜コースの異常に多い宿題とはなんだったのか!)

 

 

 

すると、次はこうです。

3、ふざけんな!地頭が良いだけじゃねーか!自慢してんじゃねー!!

 

そうでした、ごめんなさい。

 

で終わったら流石にひどいだろw

 

そこが重要ではないと思える要素がありすぎるのです。今、普通の小中学生が一日どれくらい勉強しているか知っていますか。総務省の調べによると、小学6年生で平均5時間超、中学3年で6時間超ですよ。考えてみて下さい、これだけの時間、毎日毎日勉強しても、中学までの内容は理解できないものなのでしょうか。それは流石にないと、僕は考えています。では、どうして僕の地元の中学から進学校に行けるのは2割弱なのでしょうか。

 

勉強時間はたくさんとっているが、「勉強」はしていない、というのが僕の結論です。だからと言って、ほとんどの学生は勉強時間中に漫画を読んだり、遊んでいるわけではないと思います。小中学生の勉強時間といえば、学校の授業と塾と、それらの宿題ですね。僕の塾は、普通コースとはいえ週3回、内容は英語60分、数学60分、国、理、社のどれか一つを40分というのが一回の授業でした。長期休暇になると集中講座と言って、休みのうち半分くらいは毎日、昼から夕方まで塾で勉強していた記憶があります。それらを平均するとみんな5時間以上は勉強してるよ、ということです。

 

先ほど述べたように、塾の普通コースから進学校に行くのはレアケースでした。これだけ、勉強時間をとっているのに!

 

どうしてでしょうか?塾で教えるのは、基本的に学校で習う内容の先取りでした。塾でお経のように聞いた内容を、塾の宿題で復習した後、また一から学校で聞くのです。なんでですか?それはクラスのみんな塾は同じでないし、そもそも学習塾に行ってない生徒は、授業で初めて習う内容なのだから当然ですね。そして、学校の宿題でさらに復習を迫られる。

 

もう一度言いますが、塾の普通コースから進学校に行けるのはレアケースです。要するに、塾で聞いて理解できなかった部分は、学校の授業で聞いても理解できていないのです。でも、本人がどこでつまずいているのか、それをサポートしてくれる機構は明らかに不足しています。学校は学習指導要領に従って、習熟度はともかく自動で授業は進行します。小学校低学年でつまずく人もいます。小学校では成長も関係しています。ちょっと大きくなって、あとで聞いたらなーんだって内容ばっかりですよ。あとで聞くシステムは日本の公教育には備わってませんがね。

 

日本の教育システムでは、バックグラウンドや習熟度がバラバラな40人がみんな同じクラスで、勝手に中学3年まで立ち止まることなく進んで行くのです。学校の先生にこれをマネジメントしろ、という方が不可能ですよ。塾で一回聞いて理解している学生は、学校でもう一回聞くのは退屈でしょう。しかし、一旦つまずくと、そこに学校は時間を費やしてくれません。成績が低くいまま、勝手に進級します。

 

理解している人には退屈、つまづいた人にはサポートがない、これが日本の公教育なのです。そういう意味では、個別指導や家庭教師は良いかもしれませんね(経験がないのでわからない)。

 

「みんな一緒」とかいう、誰のためにもなってない日本の公教育には、このような背景があるように思います。

 

 

第4回

未定。

 

第2回。

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