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博士課程とお金のはなし

 どうも、学振DC1、DC2共に落っこちた人です。ついでに言ったら海外学振も落ちたけどな!!学費、奨学金、生活費。今日は切っても切れない博士課程とお金のはなしをしよう。

 博士課程で一番有名な収入源は日本学術振興会が行っている特別研究員制度、通称、学振でしょう。10ページくらい(たしか)の研究計画、研究の経験などを書いた申請書を提出して、良い研究成果を挙げていたり、明確な研究計画が示ていたりと、審査員に優秀だと認められれば、博士課程で研究しながらお給料が貰えます。修士課程で申請するとDC1、博士課程に進学してから申請するとDC2と名前が変わります。給料はどちらも同じ月20万円、つまり年収240万円。研究に励む優秀な20代後半が戴く給与としては安いと思うかも知れません。とりあえず言える事は、学振持ちで親と独立生計にして一人暮らしであれば、授業料免除は確実に受けられるので、国立大学ですと普通に授業料収めてる人より年間50万円ほど浮きます。とりあえず一人で生活するには困らないでしょう。僕の同期はDC1だったので、3年間でかなり貯金できたようです。お金の話なので詳しくは聞いてませんが、卒業後に海外の研究室に私費留学してもいい、なんて話してたところをみると結構貯めれたんでしょうね。そんなDC1の彼が昼食をとっているときにテレビに向かって言ったセリフがこちら「奨学金借りて大学行くとか、バカっすよ」。お箸落としそうになったわ。思っててもいーけどさ、学振落ちたから奨学金借りて研究してる僕の前で言わなくても良いのにね。わんわん!負け犬の遠吠えだワン!

 

  さて、当然ですが学振は全員が貰える訳ではありません。採用率を見てみるとDC1、DC2共に20~25%前後で推移してます。そう考えると、博士課程全体では40%くらいは学振に採用されてるって事でしょうか(間違ってたら指摘お願いします)。うーむ、僕は残り汁の60%だったのか、残念。学振が戴けないとなると、他にもいくつか奨学金がありますのでハングリー精神がある人はどんどん応募したら良いと思います。僕は学振落ちたショックで他に申請書を作成する元気はなかったのでやりませんでした。するとどうなるか、当然、収入は0円です。僕の博士課程3年時のステータスは、29歳、収入0円、借金(奨学金)–840万円という現実から目を背けたくなるようなモノでした。家賃は僕の奨学金から支払い、学費と生活費は親に出してもらってました。博士課程の学費免除は通りやすいらしいので、学振当たってない人はぜひ申請した方が良いですよ。僕は学振落ちて、精神的にお金に関係することの手続きを避けていたので、博士課程3年の前期まで親に払ってもらいました。博士課程3年の後期になって、やっと自分でお金を工面しなければ!と自らを奮い立たせて学費免除を申請したらあっさり免除になりました。親が前年に定年退職したからかもしれませんが。もう親のスネをかじりにかじって、太ももまで食べつくしました。きっと親はジオングみたいになってますね。冗談はさておき、このままではやべぇと思って博士課程3年で可能な限り自分でお金を集めてみることにしました。博士課程3年は修了の年なので、大きな奨学金は狙えません。そこで一年ポッキリの援助を行っているところを探したところ、日揮実吉奨学金、大学独自でやってる奨学金、地元愛媛の伊予銀行がやってる池田育英会なるものがヒットしました。それで全部トライした結果、日揮実吉と大学の奨学金は当たりまして、約80万円を回収できました。地元愛媛には弾かれた、、、愛媛こんにゃろー。あとついでに、Youtubeでアプリのプレイ動画を配信したら、4万円くらい稼げました。ただ、アプリの人気とともに有名配信者がどっと参入してきてすぐ再生数は稼げなくなりアプリ配信ではもうダメやなーと感じました。Youtubeは今年の改定でグーグルアドセントに参加する条件が厳しくなったので、博士課程で稼ぐには学部生くらいから動画投稿してた方が良いですね。

 そして最後の砦、大学院生が対象の学生支援機構の奨学金返還免除申請しました。なんと全額免除!!!博士課程で借りた288万円を見事、頂戴しました。これで結局、–840万と思われた借金は一気に552万円まで減りました。まぁそれでも負担は大きいですけどね。返還免除の結果は大学を修了した後、6月下旬に知らされました。

 

結論

 

学振当たらなかった博士課程のお金の事情と言うのは非常に寂しいことになります。

 

 ちなみに、博士課程3年の4月に「先生、俺、このままだと奨学金返せねーっすよ」って半泣きで指導教官に言ったら「研究してポジションに就いたら絶対に返せる!大丈夫!!」と言われました。

 

正直、「オレ、学振貰ってたからな!でも奨学金返すのは辛かった!!」と普段から豪語している指導教官にそんな事言われても、僕の心は1ピコメートルも動かなかったですけど。

 

でも、僕は研究をやめませんでした。

 

理由はひとつ。

 

僕の好敵手は学振の審査員やDC1の同期、DC2の後輩でもなくて、僕の研究だけだから。

 

自分の研究を形にする。絶対に諦めないって気持ちで博士課程3年の最後まで研究をやり遂げました。そんな強いこと言っても、実は、研究を辞めようと思ったことはあります。その話はまた次回にします。

 

研究を辞めようと思った話

学振と業績と、そして虚無、からの奇跡の話。 - ドラッグストアでポテチ売ろうと思ったら