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iPS細胞研究所で不正発覚【livedoorニュースピックアップ】

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 京都大学iPS細胞研究所の研究グループが発表した論文で不正が発覚しました。論文の責任者は助教ということで、若手〜中堅の研究者であると思われる。この事件について、若手研究者として思うことを書いてみる。

 

 

今のご時世、若手研究者はどこでも大抵、任期付きのポジションで研究している。ポスドクだったり、特任助教だったり、テニュアだったり呼び方は色々あるけど、2〜3年の任期があって、任期が切れると更新できたりできなかったり。その辺は採用の段階で一回のみ更新ありとか、更新なしとか決まっていたりする。その間に研究成果を纏めて、任期無しのポジション、専任助教や講師、准教授になることができれば万々歳だ。成果が出なかったらどうなるか。もちろん次も任期ありのポジションを探して彷徨うことになる。今度は自分より若い世代とポジション争いをする必要があるだろう。結果的に研究が満足にできないような大学の特任助教になれば、途端に将来が危うくなる。末端の大学ですら専任のポジションが得られない場合は、晴れて無職、社会経験のない高学歴中年が爆誕する。そういった人材は企業も採用には積極的ではないと思われる。さて、記事を読んでいるあなたなに問う。あなたはさっさと任期なし専任ポジションを得たいですか?それとも、任期付きポジションを転々としたいですか?

よっぽど変な事情がない限りは誰しも専任ポジションを得たいと思うだろう。

 

今回のiPS細胞研究所助教もおそらくそうだったに違いない。この助教さんは科研費という国から貰える研究費は若手研究Bという十分な資金(分野によって十分ではないかもしれないが)を獲得している。これで結果さえ残せれば、専任のポジションにつける一歩手前、リーチと行った状況だったと思う。彼はきっと焦っていたのだ。不正をしなければならなかった、という事実を考えると、研究は上手くいっていなかったのだろう。一生懸命やったけど上手くいきませんでした!そうか、君は一生懸命やったから専任のポジションを用意してやろう、という風にはいかんのです。論文さえ通せれば専任、出せなければ次も特任、もしくは無職。そういうプレッシャーで不正やっちゃったんだと思う。この助教さんがどれくらい切羽詰まってたかは知らないが。

 

だからって不正して良いはずがない。

 

もっと良くないのは、あたかも結果を出しているように、嘘をついて教授や研究室のメンバーとディスカッションをしていることだろう。正直に、上手くいきません、と言わなければ、見つかる解決策も見つからなくなる。もし不正が発覚せずに論文が通れば、その論文を参考にする、その他大勢の研究者を混乱させ、時間の浪費を強いる可能性すらある。不正と知らずに実験を試みる研究者は、実験の再現が取れず、終いに教授からお前の腕が悪いからだろ、などと罵倒されてしまう可能性すらある。

 

もう一度言う。不正はダメだ。

 

結果が出なければ、すいません、僕、雑魚でした、といって潔くアカデミックなんて去ろうよ。そのあと、コンビニバイトしたって良いじゃないか。職業に貴賤はないだろうよ。

 

僕は今のところ、博士号をとったあと、なんとか博士研究員をやっているけど、オックスフォードで結果が出なくても、不正はやらない。結果がなければ、日本に帰ってコンビニバイトをするつもりだ。後はYoutuberにも挑戦してみたい。若手研究者の待遇の悪さに文句をいっても始まらない。研究者よ、サムライスピリッツを持とう。