ドラッグストアでポテチ売ろうと思ったら!

ドラッグストアでポテチ売りたいな、と思ったことから始まった数奇な人生をブログにする。自分の失敗をシェアしよう!

田舎の進学校にありがちな残念教育【田舎の教育あるある第1回】

今回は僕が底辺私立大学、地方国立大学、そしてオックスフォード大学と渡り歩き、そこに通ういろいろな学生を見て、出身高校の教育の違いについて感じたことを書こうと思う。

 

僕は愛媛県新居浜市という田舎にある、新居浜西高校に通っていた。地域では一番の進学校だ。

 

今なら分かる、母校の進路指導が正直言って良くなかったと思う理由をまとめます。

 

 

田舎の進学校で行われた残念な進路指導の実態とは

 

大きく分けると、以下の3つが思い当たります。

 

  1、地元国立大学崇拝。メッカ。地元国立進学こそ人生の全て。

 

2、センター試験勉強重視。というか、それしか教えてない教えれない。センター試験、センターしけぇぇぇん!

 

3、いい加減な進路指導。先生が生徒と大学の特色をまるっきり理解してない。

 

 

 

 

 

 

1、地元国立大学崇拝

 僕の地元の場合は愛媛大学である。教師達は生徒を愛媛大学に合格させることに躍起になっている。僕は愛媛大学が悪いとは全く思わないが、この姿勢の残念なところは、もっと上の大学を目指すという意識が芽生えないことだ。これは宗教に近いかもしれない。宗教上、豚肉を食べない人は、豚肉の味について想像することはないという訳だ。高校の先生は、愛媛大学は最高の大学であると常日頃から言っていた。もしかしたら、もっと上が狙えるかも?という期待は、勉強の大きなモチベーションとなる。でも、あんまりに愛媛大学が良い良い、というから、そこで生徒が愛媛大学に進路を定めると、それ以上の大学にいける可能性は極めて低くなるのだ。ましてや、受験失敗した場合は、進路が底辺私立になりかねない。やはり、地元愛は良いとしても田舎の地元国立大学崇拝はもったいないのである。

 

 

2、センター試験勉強重視

 カラクリは非常に単純である。田舎の地元国立大学の入試においてはセンター試験の成績が非常に重要視される。なので、センター試験で良い点数を取れれば、地元国立に進学できる可能性が高くなる。必然的に授業は「センター試験にでるから覚えなさい」というスタンスで行われる。これが僕にとっては、致命的につまらなかった。何故なら、勉強した先に何があるのかを一切教えていないからである。少なくとも僕は高校で数学にはまだ未解決の難問があるとか、数学者と物理学者が協力してブラックホールの研究をしているとか知らなかったし、更に言うと有機分子が論理的に合成できることさえ知らなかったのだ!(高校の時、本当に有機化学は化学のクソだと思っていた。)勉強の興味を先生が煽ることは重要である。そういう話をする先生は、高校3年間を通して皆無だった。これはつまり、生徒本人に、いい大学に行くという意識がなければ、勉強をする意味そのものがなくなってしまうのと同様である。高校の先生が、もしこの記事を読まれたら、ぜひ実践してほしいことがある。生徒に対して、自分が教えている教科を「面白い!」と言葉にして言ってほしい。驚くべき事に、偏差値70前後の高校出身の学生の話を聞くと、高校の化学の先生が面白くて理学部に来ました、という生徒が多いのである。高校の化学がつまらなくて、有機化学は特に嫌いだった、という僕にとってはカルチャーショックだったのだ。

 

 

3、模試の点数しか見てない、いい加減な進路指導

 田舎の高校の先生は大学のリサーチなど全くしていない。生徒の模試の成績を見て、愛媛大学に受かりそうなら愛媛大学を勧め、それ以下なら松山大学を勧めるのだ。生徒の志望学部が愛媛大学松山大学にない場合は、志望学部がある大学リストから偏差値とマッチするのを適当に調べて持ってくるだけである。先生は大学の特色などさっぱり理解していない。もっとヒドいのは、生徒の特性すら理解できていないのである。例えるなら、スカウターに頼るフリーザ軍団のザコである。彼らには孫悟空の強さなど、全くわからないのだ。僕は今でこそ、オックスフォード大学化学科でポスドクとして勤務しているが、高校のときの成績が酷く、特に英語と数学は最低であった。とはいえ、化学と物理は勉強しなくても上位であった。ごめん、盛ったかも。普通よりちょい上くらいなだけだった気もする。適切な進路指導であれば、化学か物理かを活かせる大学を勧めるべきである。あろうことか、高3の担任は、薬学部は無理だからと言って松山大学の経済学部を勧めてきたのだ。如何に適当な進路指導かがわかる。僕が薬学部の進路を変えないとなると、「難しいから浪人も視野に」と言っていた。適当な進路指導の裏にも地元大学崇拝がある気がする。現在、高校で担任をやっていらっしゃる先生は、学部は同じでも大学によって特色があることを理解して頂きたい。生徒が希望する大学の研究室のホームページを見て、研究の概要を見て、専門外の場合は他の教科の先生に聞くなどして理解する努力をして欲しい。僕はそれが、真に生徒のためになる進路指導だと考える。

 

 

 

まとめ

 田舎の進学校で行われる教育は、生徒の能力を伸ばせていないと強く感じる。少なくとも僕は、高校の時には良い大学にいけるイメージも湧かなかったし、研究者は無理だと思い込んでいた。そういう環境である事が大きな問題。更に、良い大学に行ったらどういうメリットがあるかを理解できなかったし、環境的にそれを教えてくれる人もいなかった。結果として、良い大学に行きたいという感情など微塵も湧かず、高校時代は勉強を放棄した。もちろん、ただゲームが楽しいダメ人間だったというだけかもしれない。一方で、偏差値70前後の高校出身の生徒からは、授業についていくのは大変だったが先生が非常に面白く、進路決定の参考になり、旧帝大を目指して勉強したという話をよく聞いた。偏差値60前後の高校に通っていて、普段の授業がつまらなく感じている人は、先生に問題があるのかも。

 

第2回に続く。

 

tbukuuox.hatenablog.com